天然ルテイン配合!目に効く飛蚊症サプリの選び方
【目次 -INDEX-】
飛蚊症のサプリを選ぶ際の注意点について見ていきましょう!
飛蚊症サプリメントの選び方1:ルテインに注目!
飛蚊症サプリメントを選ぶ際には、まづ、
ルテインを補給できるかどうかに注目してサプリメントを選んで下さい。
(眼科のお医者さんによってはルテインを補給することを推奨するケースもあります。)
ルテインが注目されている理由には「活性酸素」が関係しています。
じつは、飛蚊症と活性酸素には深い関係があります。
生理的飛蚊症の原因とされる、加齢や紫外線、ストレスのすべてに関わりがある物質が、活性酸素(フリーラジカル)なんです。
・加齢による老化現象は、体内の活性酸素を分解する酵素が年をとるにつれ減ることで進みます。
・日光の紫外線にあたると眼の中に活性酸素が発生し飛蚊症の原因になります。
(テレビやスマホの画面から出るブルーライトも紫外線と同様、活性酸素を発生させます。)
・ストレスも眼球の中に活性酸素を大量に増やし、これが続くと酵素による分解が追いつかなくなって飛蚊症の原因になります。
そして、最近この活性酸素(フリーラジカル)を打ち消してくれる抗酸化作用が強い成分として注目を集めている成分がルテインなんです。
よく緑黄色野菜は目にいいといわれますが、まさにルテインは緑黄色野菜に多く含まれています。
例えば、
・カボチャ
・にんじん
・ブロッコリー、などにルテインが多く含まれています。
また、パセリにもルテインは多く含まれています。
(パセリに含まれるルテインは、ほうれん草の2倍、カボチャの7倍にもなります。)
1日に必要なルテインの量は、「6mg以上」とされていますが、
この量を食べ物から摂るためには、
・パセリで約12本
・ほうれん草で約4.4株
・にんじんで約13本
と、毎日食べ続けるには大変な量になってしまいます。
(とくにパセリってちょっとクセがあってパセリだけを食べるというのは無理だと思います・・・)
でも、サプリなら簡単にルテインを補給することができます!
なので、飛蚊症サプリを選ぶ際には、ルテインを補給できるかどうかに注目して選ぶようにしましょう。
ルテインの原料に注意|飛蚊症サプリメントの選び方
ここで、ひとつ注意して欲しいポイントがあります。
それは、ルテインの原料です!
ルテインの原料と聞いても、「???」と思われると思いますが、
じつは、市販されているサプリメントの中にも石油から作られたルテインを使用している商品があったりします!
(私はこれを聞いたとき、はじめは信じられませんでしたが事実のようです。)
この事実を知ったとき、昔は、日本で最も有名な化学調味料も石油から作られていたという事実を思い出しました。
もちろん、ちゃんと天然のルテインを使用して作られているサプリも市販されていますので、
飛蚊症サプリを選ぶ際には、<天然成分から作られたルテイン>を補給できるかどうかに注目して選ぶようにしましょう。
具体的には、天然のマリーゴールドから抽出されたルテインをおすすめします。
天然ルテインは、石油から合成されたルテインに比べて体内への吸収もスムースで、品質や安全性も高いです。
※天然ルテインなら副作用を気にする必要もありません。
まとめると、ルテインには天然と石油合成の2種類あるので、
飛蚊症サプリメントを選ぶ際には、<天然成分のマリーゴールドから作られたルテイン>を補給できるかどうかに注目して選ぶようにしましょう。
飛蚊症サプリメントの選び方2:ゼアキサンチンは摂れる?
次ぎに、サプリメントを選ぶ際に注意して欲しいのは、
天然ルテインに加えてゼアキサンチンを一緒に摂れるかどうか?、という点です。
※ゼアキサンチンは強力な抗酸化作用を持つ成分で、活性酸素による眼内(水晶体)の酸化に対しても有効であるとされています。
ここで、確認なのですが、もともとルテインとゼアキサンチンはセットで私たちの目の中に存在しています。
しかし、年齢を重ねるに従ってルテインもゼアキサンチンも、その量が減ってしまい、結果として飛蚊症などの目の不具合が引き起こされます。
そして2013年の米国眼科学会で、ルテインとゼアキサンチンを一緒に摂取した臨床実験が発表されたことで、
米国国立眼研究所(NEI)もルテインとゼアキサンチンを一緒に摂ることを強く推奨するようになっています。
そして、ご存知かもしれませんが、すでに日本においてもルテインだけではなくゼアキサンチンへの注目も集まっています。
ゼアキサンチンもルテインと同様に緑黄色野菜(パプリカやほうれん草など)に多く含まれています。
その他にも
・とうもろこし
・パパイヤ
・マンゴー
・スピルリナ、
に多く含まれています。
最近では、ルテインに加えてゼアキサンチンもセットで一緒に摂れるサプリメントが市販されていますので、できれば、
飛蚊症サプリを選ぶ際には、天然ルテインに加えてゼアキサンチンも同時に補給できるかどうかに注目して選ぶようにして下さい。
ビルベリーはブルーベリーの5倍!|飛蚊症サプリメントの選び方
ブルーベリーが目に関するサプリメントに必ずと言っていいほど配合される理由は、アントシアニンが含まれているからです。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、紫色の色素を持ち、植物が紫外線を浴びたときに自身の実(果実)を保護するために蓄えています。
第二次世界大戦中の逸話として有名なのが、ビルベリーのジャムが大好きだったイギリス空軍のパイロットが、
「暗がりかりの中でもハッキリと見えた」と報告したのをきっかけにブルーベリーの機能性研究が始まったとされています。
またアントシアニンには強い抗酸化作用とともに、血流を増やす効果も知られていて、ヨーロッパでは脳血管障害などの医薬品にも使われています。
つまり、アントシアニンを摂ることで目の周囲の抹消血管の血流が改善され、目のクマの改善効果も期待できます。
(個人的な体験ですが、以前、速読教室に通っていて頭部の血行をよくするために、機械で頭全体のマッサージを受けていた時は目の疲れも感じず快調だった経験がありますので、眼球周辺の血行は重要な要素だと思います。)
しかし、そんなブルーベリーの5倍ものアントシアニンを含むのが"ビルベリー"で、北欧産のビルベリーが有名です。
ビルベリーの実は中心まで青紫色なのに比べて、ブルーベリーの中心部は白っぽい色をしています。
北欧産のビルベリーがアントシアニンを多く含む理由は、ズバリ『白夜』です。つまり、24時間沈まない太陽から照射される紫外線から、
自身の実(果実)を守るためにアントシアニンを多く含むようになりました。
最近は、「吸収型ビルベリーエキス」という体内吸収率が約2倍に改善されたビルベリーエキスを採用する飛蚊症サプリも市販されるようになりました。
飛蚊症サプリを選ぶ際には、是非、ブルーベリーの5倍ものアントシアニンを含むビルベリーを配合したサプリメントを選ぶようにして下さい。
飛蚊症サプリメントの選び方3:クロセチンも摂りたい!
注目成分の「クロセチン(crocetin)」について説明させていただきます。
クロセチン(crocetin)は、クチナシの果実やサフランに含まれる黄色の天然色素で、
・ニンジンに含まれるベーターカロテンや、
・トマトのリコピン
の仲間(カロテノイド)で、体の錆びつきを防ぐ<抗酸化力>に優れています。
クロセチン(crocetin)の健康効果|飛蚊症サプリメントの選び方
- 眼精疲労を軽減する効果
- 光による目の障害を抑える効果
- 血流を改善する効果
- 疲れ目からくる肩こりを改善する効果
- 睡眠障害を改善する効果
世の中には、目の健康を守るサプリメントが沢山市販されていますが、「クロセチン」を配合したサプリはまだ少ないと思います。
そもそも、クロセチンはクチナシやサフランに含まれる成分で、天然の着色料として世界中で使われてきました。
クロセチンが含まれる食べ物といえば、
・おせち料理の『栗きんとん』、や
・たくあん(沢庵漬)、
・スペイン料理の『パエリア』、
などが思い浮かびます。
おせち料理の定番『栗きんとん』の、あの鮮やかな黄色い色は、クチナシ果実を使って色付けされています。また、スペイン料理の代表『パエリア』もきれいな黄色で食欲をそそられますが、サフランを使って出している色なんです。
ちなみに、サフランのめしべは、ヨーロッパでは昔から香料や着色料として使われてきました。また、古代ギリシャではサフランの黄色が珍重され、王族だけが使用を許されるロイヤルカラーとされた時代もあったとのこと。
(黄色って何となく食欲をそそられますが、昔は本当に貴重だったんですね!)
現在でも、クロセチンは(サフランのめしべから抽出されるので)生産される量は少なく、1kgのめしべを収穫するには、数万個のサフランの球根が必要といわれているそうです。
そしてクロセチンは、近年では、その健康機能が注目され、サプリメントなど健康食品にも活用されています。
(あのきれいな黄色い色の素がクロセチンです。)
クロセチンは生薬として利用されてきた|飛蚊症サプリメントの選び方
また、東洋では生薬としても利用されてきた歴史があります。
日本食品機能研究会(JAFRA)のページには、
「クロセチンには、紫外線からの皮膚保護、美白作用、眠りの質の改善などの機能性が認められている。なかでも近年注目されているのが眼性疲労改善効果である。」
との記述もあります。また、「マウス実験で、強い光をマウスの眼球に照射し、網膜視細胞を障害状態にさせ加齢黄斑変性を起こさせ、そのマウスがクロセチンを経口投与した場合、どのような変化が起きるか観察した。結果、網膜の顆粒層という部位のアポトーシス(細胞の死)を抑制し、網膜機能の低下を抑制することが確認できた。これにより、クロセチンに視細胞保護の働きがあることが結論づけられた。」
「日本人は眼圧が正常範囲にもかかわらず緑内障になるケースが多い。これには、グルタミン酸毒性の関与が以前より指摘されている。
マウス実験で、視神経に障害を与えたマウスにクロセチンを経口投与させると、視神経の細胞数の減少が低下し、網膜機能の低下抑制が認められた。これによりクロセチンは加齢黄斑変性のような視細胞の症状にも、緑内障のような視神経の症状にも優位な効果を発揮することが明らかとなった。」
さらには、
「目の健康の機能性成分ではルテインがよく知られるが、クロセチンとルテインの併用により抗酸化力が高まり、相乗効果が示される。
クロセチンは目の健康をサポートするだけでなく、睡眠の質を高める効果があるため、現代人には必須の機能性成分となりそうだ。」
と解説されています。(出典:日本食品機能研究会(JAFRA)http://www.jafra.gr.jp/f232.html)
クロセチンは口から摂取すると、たった1.5時間で眼球にまで届くことが分かっています。
※クロセチンもルテインもカロテノイドの一種ですが、一般的なカロテノイドはゆっくりと体に吸収され、体内に行き渡るには約1日かかるとされています。
それに対して分子が小さいクロセチンは体内への吸収速度が非常にスピーディーという特色があり、食べてから約4時間で体内の濃度が最大になるなど、ベーターカロテンやルテインなどの他のカロテノイドに比べて短い時間で体に吸収されます。
(出典:Phytomedicine 2011)
つまり、すぐに効果の実感を期待できるのがクロセチンを含んだサプリメントと言うことができます。
飛蚊症サプリを選ぶ際には、是非、クロセチンを含むサプリメントも選択肢として考えるようにしましょう。