目の病気~視界の中を蚊が飛ぶ眼病って?
視界の中を、蚊が飛んでいるような症状に悩まされている人って意外に多いんです。
このような症状のことを飛蚊症(ひぶんしょう)と言います。
読んで字のごとく、蚊が目の前を飛び回っているように見えることからぴったりな名前ですね。
飛蚊症の症状を自覚する人の年齢層は結構、幅広いんです。
従来は中年以降の人に多い症状だったんですが、
最近は、若い人の中にも飛蚊症の症状が現れる人もいます。
(中には10代や20代で発症する人も少なくありません。)
これまでは、飛蚊症が発症する原因は、
・加齢
・ストレス
などが考えられていましたが、最近の生活習慣の変化が影響して
若年層の飛蚊症の増加に繋がっている可能性もあります。
とくに、スマホやPCなどで目を酷使することが昔より増えていることと、
若い人に飛蚊症が増えていることは、無関係とは思えません。
インターネットでの書き込みを調べてみると、
・「若いけど、中学のころ引きこもってブラウン管PCでネトゲしてたから飛蚊症です。」
・「一度だけ親に相談したことがあったけど『え?あぁ、それ多分子供の時にしか見えない妖精的なアレ』で終了…」
・「飛蚊症がトレンドに!そんな私も小学生時代から飛蚊症。」
・「生まれつきの飛蚊症かもしれない・・・ただのゴミだと思っていた。」
などの記述が見つかりました。
これを見ると、隠れ飛蚊症というか、飛蚊症予備軍的な人数は相当な数になるのではと想像できます。
じつは、飛蚊症はそれほど心配する症状ではありません。
その証拠に飛蚊症は病気ではなく、誰にでも起こりえる(加齢などの)症状とみなされています。
ただし、網膜剥離などの深刻な目の病気の初期症状として飛蚊症が発症することもありますので、
飛蚊症を自覚したら、眼科で眼底検査を受けるようにして下さい。