網膜剥離とは?(2)
網膜剥離は、放置すると最悪で失明の危険もあるコワイ目の病気です。
そして、飛蚊症がその初期症状の兆候(サイン)として発症している場合があります。
なので、飛蚊症を自覚している場合、念のため、網膜剥離についての予備的知識を持っていた方が、
まさかの時にも適格な対応が可能となります。
では「網膜剥離とは?(1)」の続きです。
■網膜剥離の症状
網膜剥離の初期症状として飛蚊症が発症することがあるのですが、
その他にも、網膜剥離の症状としてさまざまな症状が起きることがあります。
・光視症
光視症とは、視野の周辺部に稲妻のように光が一瞬あらわれる症状をいいます。
・目の前の景色が煤(すす)がかかったように暗く見える
眼球内部の硝子体の中で出血すると、見えている景色が全体的に暗くなったり、煤(すす)がかかったように暗く見えることがあります。
・物が歪んで見える
・見える範囲が狭くなる
・メガネをかえても見え方が改善しない
これらの症状を自覚した場合は、網膜剥離の初期的症状として発症している場合もありますので、
眼科を受診するなどして十分注意して下さい。
網膜剥離の場合は「手術前の視力がよいほど手術後に得られる視力もよい。」とされています、
つまり、治療のタイミングが早ければ早いほど、元の視力に回復できる可能性も高くなります。
治療のタイミングが遅れて、黄斑部まで剥離が進行してしまうと視力に少なからず影響が出て、
物がほとんど見えなくなってしまうことにもなりかねませんので至急病院へ行って下さい。