網膜剥離とは?(3)
網膜剥離は、放置すると最悪で失明の危険もあるコワイ目の病気です。
そして、飛蚊症がその初期症状の兆候(サイン)として発症している場合があります。
なので、飛蚊症を自覚している場合、念のため、網膜剥離についての予備的知識を持っていた方が、
まさかの時にも適格な対応が可能となるので安心です。
では「網膜剥離とは?(2)」の続きです。
■眼底検査
これまでお伝えしたように、飛蚊症や光視症などの網膜剥離の初期症状として疑われる症状が発症したら、
早めの眼科の受診が大切ですが、病院でまず行われるのが眼底検査です。
眼底検査は瞳孔から光を入れて網膜の状態を観察する検査ですが、
確実に網膜を観察して検査漏れが無いように、検査に先立って瞳孔を目薬で開く必要があります。
目薬をさして、瞳孔が開いて、しっかり網膜を検査できるようになるまでに約30分かかります。
その後、眼底鏡という機械を使って瞳孔から光を入れて網膜の状態を観察します
網膜の検査自体は数分で終わります。眩しく感じますが痛みや恐怖感はありませんので安心して下さい。
なので、瞳孔を開く時間を含めても1時間もかからないで終了します。
※検査が済んでも(目薬の作用で)瞳孔がもとに戻るまで4~6時間はかかるので、この間は車やバイクの運転はできません。
■検査費用
検査費用は、3割負担の健康保険(国民健康保険)の場合で、
概ね2000~4000円の自己負担額となります。
※眼科によっては、念のために期間を開けて(1週間位)、再度来院するよう言われることもありますが、
その場合は、多少費用が上乗せになることになりますが大した金額ではありません。
→「網膜剥離とは?(4)」はこちら