それって目の病気なの？
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先に結論をいうと、
「飛蚊症の殆どは病気ではありませんので安心して下さい。
しかし、まれに目の病気（網膜剥離など）が飛蚊症の症状を引き起こしていることもあるので、
症状を自覚したら眼科の診察を受けて下さい。」
一般的にいえば、症状が急激に変化するような場合は、
目が異常を訴えている可能性が高いと考えることができます。
具体的には、
・網膜裂孔：
硝子体剥離などが原因で網膜に穴があいた状態
・網膜剥離：
網膜が剥がれて硝子体の方へ浮いてしまう状態
このような状態になる前段階として、飛蚊症の症状が現れて飛び回る浮遊物の数も急激に増加することがあります。
この場合には、放置したままでは失明する危険性が高いので、一刻も早い受診が必要になります。
・病院で網膜裂孔と診断された場合は、光凝固法と呼ばれるレーザー光線を使った治療が行われ、穴の周りを焼き固めて網膜の剥離を防止します。
通院治療が可能で、痛みもほとんど感じません。治療時間も５～１５分程度で終了します。
・網膜剥離と診断された場合には、入院して手術が必要になります。
手術が無事に成功しても目の状態が落ちつくまで１～３カ月かかり、その間は目を安静にしなければいけません。
事務職などの場合は手術後１カ月目から復帰可能ですが、クルマの運転などは約２カ月経過しないとできません。
そうならない為にも（繰り返しになりますが）飛蚊症の症状を自覚したら、早めの受診が必要です。
また、普段から睡眠不足や目の酷使に注意したり、しっかり栄養を摂ることで飛蚊症の発症を予防することもできます。
