スマホ老眼とは(4)
前の記事「スマホ老眼とは(3)」では、
老眼とスマホ老眼の相違点が、症状を発症する原因であること。
また、通常の老眼は誰にでも起こる自然現象であり、ある意味しかたない部分もありますが、
一方で、スマホ老眼の原因はスマートフォンの長時間使用で目を酷使することなので、
予防をすることも可能である、という話を紹介しました。
それでは引き続き、スマホ老眼の予防について解説していきます。
■スマホ老眼の予防法
スマホ老眼の予防法の話をする前に、
確認の意味で、再度スマホ老眼の原因についておさらいしておきます。
スマホ老眼は、スマートフォンを長時間使い過ぎることで、
ピントを調節する役目を担う『毛様体筋』の緊張状態が長く続いて負担が大きく掛かり、
次第にピントを調節する機能が落ちて、ついには近くの物が見えにくくなる、という流れで発症しています。
※人間の目には<水晶体>というカメラのレンズに相当する部分がありますが、
近くを見るときには水晶体を厚くし、遠くを見るときには水晶体が薄くなるように、
毛様体筋という筋肉が調節してくれています。
また、夕方にスマホ老眼の症状があらわれる人は、スマホの画面から発せられる強い光(ブルーライト)から、
目に入る光の光量を抑えようとする虹彩筋に、過度の負担がかかっている事が原因とも言われています。
では、このようなスマホ老眼を予防するには、
どうすればいいのでしょうか。
・スマホを長時間連続で使わない
・スマホと目との距離を40cm以上離す
・目の周囲を温める
・毛様体筋を鍛える
などの予防法が考えられています。