スマホ老眼とは(5)
前の記事「スマホ老眼とは(4)」では、
スマホ老眼の予防法として、具体的に、
・スマホを長時間連続で使わない
・スマホと目との距離を40cm以上離す
・目の周囲を温める
・毛様体筋を鍛える
などの予防対策が考えられることを説明しました。
ここでは、それぞれについて個別に見ていくことにします。
■スマホを長時間連続で使わない(スマホ老眼の予防法)
現代社会においては、仕事でもプライベートでもスマートフォンを使わないということは、
難しいと思いますが、長時間連続して使わないようにすることはできると思います。
スマートフォンを長時間連続して使い、目を酷使するということは、
ピントを調節する役目を担う『毛様体筋』の緊張状態が長く続いて、
大きな負担が掛かり、ついにはピント調節機能が低下してしまい、
近くの物が見えにくくなるスマホ老眼の発症へつながってしまいます。
※輪ゴムをずっと長い時間「ピンっ」と伸ばしたままの状態を想像したら
イメージしやすいと思います。輪ゴムを伸ばしたままだと、輪ゴムの弾力性が損なわれてしまい、
伸び縮みができなくなってしまいます。
輪ゴムと同じことが、大切な『毛様体筋』に起きないようにするには、
スマートフォンを長い時間使用することをひかえて、『毛様体筋』の緊張状態が、
長く続かないようにすることが効果的です。
目安としては、スマホを1時間ほど使用したら、5分~10分の休憩を挟むようにすることで、
かなりの効果があるとされています。
※これは、スマホに限った話ではなく、パソコンやテレビなどの画面についても同様のことが言えます。
この休憩時間に、意識的にまばたきをしたり、遠くを見るようにすれば、なお効果的です。