無いはずの光が見える!光視症の原因は?
光視症(こうししょう)とは、何の光源もないのに視野の周辺部や真ん中でピカっと閃光が光る現象のことをいいます。
また、目を閉じてもたくさんの光がうごめいて見えたりする場合もあります。
最初はビックリしますよね!(私もそうでした。)
光視症は飛蚊症と同様に、網膜剥離などの眼病の前兆として起こることもありますが、
最も多いのは、後部硝子体剥離を発症することで起こるケースと言われています。
後部硝子体剥離が起きると、網膜が硝子体に引っ張られることがあり、これが網膜への刺激になって、
あるはずのない光や閃光が見えてしまいます。
この他にも、
・脳の血管の病気
・過労
・睡眠不足
などが原因で光視症が起ることもあります。
光視症を発症するのは、50~60代の年齢以降の人が多く、
その多くが加齢などに伴う生理現象ですが、中には深刻な病気(網膜剥離や脳の血管の病気など)が原因で発症していることもあるので注意が必要です。
光視症の原因は、大きく「目に起因するもの」と「脳に起因するもの」があって、
目に起因するものの場合は、左右どちらか片方の目に起こることが多く、
脳に起因するものの場合は、左右どちらの目に発症したのは判別できないことがあります。
目に起因する光視症は、加齢に伴う生理現象が多く、放置しても問題ありませんが、
確実な治療法は無く、うまく付き合っていくことが必要になります。
(これは飛蚊症とよく似ていますね。)
いずれにしても、光視症を自覚したら、まづは眼科などの病院を受診して早めの検査を受けることをおすすめします。
深刻な病気が原因で光視症が起こることもありますので早めに医師のチェックを受けて安心しましょう。