緑内障とは?(7)
前の記事「緑内障とは?(6)」の中で、
眼圧を低下させることで緑内障を発症するリスクが下がることが知られていて、
緑内障を予防するという視点からも、自分の眼圧がどれくらいの値なのか、
知っておくことは大変重要な意味を持ってきます。
と書きました。
自分の眼圧を検査して貰うには、眼科を受診する必要があります。
ちなみに、一般的に眼圧は10~20mmHgが正常眼圧とされていて、眼圧が21mmHg以上の場合は緑内障の疑いがあります。
眼圧を検査する方法(測定器)には、いくつか種類があります。
・ゴールドマン眼圧計
眼圧を検査する方法の中でも最も精度が高いのが、接触型のゴールドマン眼圧計とされています。
"接触型"という名前のとおり、チップを角膜にあてて圧力を測定します。
接触型というと抵抗を感じる人もいるかも知れませんが、
事前に検査する目に麻酔薬を点眼するので、機械が接触しても痛くありませんし、検査自体は数秒で済んでしまいます。
・空気眼圧計
空気眼圧計は、非接触型の圧平式眼圧計なので、麻酔をする必要がありません。
また、医師でなくても検査ができ、目に接触しないので感染の危険性もありません。
ただし、接触型に比較すると精度が落ちるとされています。
人間ドックなどで使われることが多い検査方法です。
・シェッツ眼圧計
シェッツ眼圧計は、麻酔も必要な検査方法で、
本人に仰向けに寝て貰い、眼圧計を角膜の上にのせて測定します。
以前はよく用いられる検査法でしたが、現在は寝たきりの人の眼圧を測定する場合などに使用されています。