スマホ老眼とは(2)
前の記事「スマホ老眼とは」では、
あまり聞き慣れない<スマホ老眼>という言葉の意味について解説し、
また、スマホ老眼の症状を訴える人の数が、最近、
若い人の間で急速に増えていることもお知らせしました。
引き続いて、スマホ老眼について解説していきます。
■スマホ老眼の症状
スマートフォンの長時間使用によって引き起こされるスマホ老眼は、
通常の老眼とは異なり、年齢に関係無く20代や30代の若い世代でも、
スマホ老眼の症状があらわれることがあります。
では、具体的には、一体どんな症状が現れるのでしょうか。
スマホ老眼の顕著な症状としては、
・近くのものを見る際にピントが合いにくくなった
・小さい字をみる時に少し遠くに離すと見えやすくなった
などが挙げられます。
これ意外にも、「スマホから目をあげると遠くのモノが見えにくい」などの症状があらわれるケースもあります。
また、無理に焦点を合わせようとして
・目の疲れ
・目のかすみ
・肩こり
・頭痛
などを訴える場合も少なくないです。
その他にも、
・パソコンなどの液晶画面の文字を読んでいると眼が疲れやすい
・液晶画面の文字がゆがんで見える
・夕方近く暗くなるとのが見えにくくなる
・スマホを使った後に症状が出やすい
なども、スマホ老眼の典型的な症状と考えられています。
とくに、「スマホから目をあげると遠くのモノが見えにくい」と感じ出した場合は、
近くにピントが合ったままの状態から、急に元の状態に戻らなくなっていて、
目の調節機能が低下している可能性が高いと考えられます。
このような症状は、普通は一時的な症状ですが、
眼の筋肉(眼筋)の調節緊張の状態が続くと、
調節力自体が低下してしまって「スマホ老眼」を発症してしまうことにもなりかねませんので、
注意が必要です。