飛蚊症の検査は妊婦でも大丈夫?
飛蚊症かどうか調べる検査は、検査自体は数分で終わりますが、
眼球の瞳孔(どうこう)を開いて検査をやりやすくする必要があるので、
専用の目薬を目にさして30~40分ほど待たなくてはなりません。
(待ち時間を除けば、検査全体でも1時間もかからないで終わります。)
そして妊婦さんの中には、この時、目の瞳孔(どうこう)を開くために使う目薬が、
お腹の赤ちゃんに、何か影響があるのではないか・・・?、
と心配される方も少なくないようです。
また、検査を受けるときには気にならなかったけど、後から、この時使った目薬のことが気になって仕方がない・・・・・・
というお母さんも居られます。
結論からいえば、問題ありませんので、もう心配される必要はありません。
安心して下さい^^
ちなみに、眼科医院によっては、妊婦さんへ点眼する場合、
「涙のう圧迫法(涙嚢圧迫法)」という方法で目薬を体の中に入れず、
眼の中だけに留めるように配慮している所もあるようです。
涙のう圧迫法(涙嚢圧迫法)のメリットは、2つあって、
1目薬をしっかり効かせる
2全身性の副作用を抑制する
という効果があります。
やり方は簡単で、目薬をさしたあと目を閉じて目頭にある穴を数分指で抑えるだけです。
こうすることで、薬液を長い時間、目の中に留まらせることができ、本来の効果が発揮され、同時に、全身に吸収されないので副作用も起こりにくくなります。
まとめると、飛蚊症の検査は、お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんでも大丈夫ですが、
もし、どうしても気になる・・・という場合は、
眼科医にお願いして、涙のう圧迫法(涙嚢圧迫法)で目薬が全身に吸収されないようにして貰ってもいいのではないかと思います。
赤ちゃんの健康も大切ですが、
お母さんの「目の健康」も同じくらい重要なことですので、
もし飛蚊症かな?と思ったら早めに検査を受けることをおすすめします。
それでも、やっぱり心配という場合は、安定期まで待つというのも一つの方法ですね。